『頭のいい子が育つ習い事』を読んだ感想。習い事選びで最も大事なことは何かを考える。

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東大家庭教師友の会著『頭のいい子が育つ習い事』を読みました。

日本は世界でも有数の「習い事大国」。8割の小学生が何らかの習い事をしているといいます。

習い事を通して親が期待することは何でしょう。習い事で人気の高い「水泳」であれば、泳げるようになること、全身運動を通して体をバランスよく鍛えることなどを期待して始めると思います。

「そろばん」であれば暗算能力など、習い事を通して技能・特技を身に付ける効果を期待する場合が多いと思います。

習い事を決める4つの基準

本書では習い事を選ぶ基準を次の4つに集約しています。

1.本人が好きなもの、得意なもの
2.日常生活ではできない楽しい体験ができるもの
3.特技になるもの
4.将来役立つもの

まず第一に本人が好きなもの、得意なもの。習い事では最も大事な要素です。本人が好きで続けることは「習い事」の効果を高めるために重要です。

2~3は習い事をどう捉えて考えるかによりますが、どちらも魅力的な効果です。

習い事の平均費用は約1万4000円(3歳~中学3年生までの平均)。親としては決して安くはない費用を掛けるため「子供の将来にとって役立つもの」という期待を持つと思います。

習い事で頭の良さは培われるのか

東大生の98.5%は習い事経験あり。それでは、子供の頭の良さが培われる習い事はあるのかという疑問に対して、現役東大生へのアンケートを通して探求するのが本書です。

東大生の習い事のトップ5は下記です。

1.水泳…65.8%
2.ピアノ…56.4%
3.英会話…32.2%
4.習字…25.7%
5.サッカー…19.3%

東大生たちの背後にいる親の多くが、極めて保守的な価値観や子育ての方針を持っており、新しいタイプの習い事ではなく、昔からよしとされてきた定番の習い事をわが子にさせる傾向があるのでは、という論である。

習い事のメリット

習い事をすることは子供に対して何らかの良い影響が期待できます。

多くの専門家たちが語っていることを統合すると、子供に習い事をさせるメリットとしては、大きく次の2つが挙げられる。
1 日常生活ではできない体験の機会が増える
2 子供の世界が広がる

日常生活ではできない体験を期待するのであれば、「音楽系やスポーツ系の習い事がおすすめ」というのが多くの専門家が述べています。

さまざまな専門家の話を統合すると、共通して育まれる「習い事によって身につく力」は、次の8つにまとめられる。
1 自分から物事に取り組む力
2 自分の頭で考える力
3 集中する力
4 真剣勝負で実力を出せる力
5 コツコツと努力する力
6 自分の感情をおさえる力
7 素直に教えを請う力
8 仲間と上手にコミュニケーションを取る力

東大家庭教師友の会が実施したアンケート調査では、「東大生の96.0%は習い事を後悔していない」と答えています。

本書では東大生が自身の経験から「習い事の効果」を詳細に述べています。詳しくは本書を読んでみることをおすすめしますが、その中で特にいいなと思った点を紹介します。

進級制度のある習い事は達成感を得やすく、努力をする習慣が身に着く

「水泳」や「そろばん」は進級制度が設定されていて、明確な目標をもって取り組むことができます。

努力してその成果が目に見えてあらわれるというのはとても分かりやすいシステムであり、日常生活では得られない達成感を得ることができます。

着実に努力することの大切さを実感するために、進級制度のある習い事を選択するのも一つの選択肢だと考えています。

自分の頭で考えて習い事に取り組むことが重要

東大生の各習い事を通して得たことに対するコメントを読んでいると、自分の頭で考えて習い事に取り組むことで、努力する習慣や、頭にとっても良い効果が得られるのだと感じました。

そのためにはやはり本人がその習い事が好きで、熱中出来ていることが最も大事だと思います。

また「体験は頭脳を鍛える」といった考え方に沿って考えると、どの習い事もプラスの効果が期待できそうです。さらにスポーツであれば体を動かすこと、ピアノであれば両手の指を動かすことで、頭を鍛える効果が期待できます。

親の期待と子供の興味、これがマッチする習い事選びをする必要があります。

それでは。

今回紹介した本

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