わが家は築29年の中古物件を購入し、工務店さんにお願いをしてリノベーションしました。
中古物件を買って自分たちでDIYなんて憧れますが、なかなかハードルは高いです。ですが自分たちでできるところは自分たちでやってみたいという思いもあったので、壁の下塗りまでは工務店さんにお願いをして、仕上げ塗りをやってみることにしました。
壁の塗装は次の3ステップがあります。
①下地処理
②養生
③壁塗り(下塗り、仕上げ塗り)
①の下地処理と③の下塗りは職人さんにしてもらいました。②の養生と③の仕上げ塗りからのチャレンジです。
職人さんのすごさがよーく分かりました。素人でもできなくはない作業ですが、仕上げの塗り感が断然違います(当たり前か)。
興味がある方もいると思うので、ありのままの体験記を紹介します。
まずは必要な道具を揃える
養生に必要な塗装用マスキングテープを購入します。普通にホームセンターで売っています。


床に垂れても大丈夫なように大きなブルーシートも準備しました。

工務店さんに紹介してもらった金物屋さんで、コテ板とコテを買いました。大きなコテと小さなコテを1つずつ買いましたが、2人以上の作業では人数分あった方が作業がはかどると思いました。

部屋の養生
壁塗りをする前日の夜に部屋を養生しました。地味に大変ですが大事な作業です。

塗る部分と塗らない部分を分けるために、全ての面に養生をしていきます。

床が汚れないようにビニールシートを敷きました。もし下に珪藻土が落ちても雑巾で水拭きすればきれいにはなりますがゴシゴシするのが大変です。

養生作業は40分ほどで完了しました。
珪藻土を準備
珪藻土はリノベーションをお願いした工務店さんに注文してもらいました。右がベースの珪藻土で、左はカラーです。

撹拌機は工務店さんに貸してもらいました。買うと高うので借りるのがいいです。
必要な分量の水を入れます。珪藻土を購入した際に作り方という説明書がついていたのでその通りにやりました。
ベースとなる珪藻土を入れて、撹拌機で混ぜてみます。
馴染んでくるとおいしそうな感じに。
カラー材を入れます。思ったよりも茶色だったので、そのままの白で塗った方がいいかもと思いましたが、もはや手遅れです。
こんな感じになりました。本当に塗って大丈夫か?と一抹の不安を覚えました。
いよいよ壁塗りへ
朝の9時半くらいから作業を開始して、塗り終わったのが夜の6時半。コテの数が大・小一つずつしかなかったため2人作業で交代をし、ほぼ休みなしで作業をしてやっと終わりました。部屋は6畳で、壁のみです。

最初は普通に塗るだけで精一杯でしたが、後半でだんだんと塗り感が付けられるようになってきました。事前に練習しておくとなお良しだったと思います。
塗り終わったら養生テープをはがしていきます。どれだけ疲れていても乾く前にはがさないと大変なことになります(乾いてからはがすと、せっかく塗った珪藻土がボロボロとはがれてしまいますし、はがしにくいです)。
まとめ
珪藻土の壁塗りは想像以上にハードでした。職人さんみたいに綺麗な塗り感を作るのも難しかったです。
職人さんのすごさが身に沁みました。
珪藻土ならではの仕上げの塗り感にこだわるのなら職人さんにお願いをした方がいいと思います。今回は二階の部屋だったので家族以外はほぼ見ることがありませんし、素人でも楽しみながら作業できるので良い思い出になりました。
最後の方は手がいたくて、くったくたでした。季節は9月でしたが暑さもあってふらふらでした。しばらくはやりたくないと思うほどだったので、相当な覚悟の上で挑むことをおすすめします。
それでは。