TOEICは500点以上から履歴書に書けると言われています。
そのためまずは500点以上を取りたい学生の方も多くいるかと思います。私も学生時代はTOEIC 300点台でしたので履歴書には書けませんでした(書くと逆効果のアピールになります)。
新卒で都内のとあるメーカーに就職しましたが、新入社員の英語研修で2週間徹底的に英語を勉強したところ、一気に500点以上のスコアを取得することができました。
一般的にはTOEICスコアにはいくつかの壁があると言われており、500点も一つの壁となっています。その壁を突破した経験から効果的だったと思う勉強法をまとめてみます。
TOEIC 500点は難しくない
TOEIC 500点以上になってくると少し見栄えがいい感じがしますよね。
私も500点以上のスコアが初めて取れたときはホッとしました。これで高い点数ではないけど、低すぎるわけでもない点数になったと思いました。ちなみに事務系の同期はTOEIC満点やら900点以上がごろごろいました。
TOEIC 500点はTOEIC用の英語の勉強と試験のコツを身につければ決して難しくない点数です。
それではどういう勉強をすればいいのか。そのポイントをきちんと押さえて対策することが大事です。
まずは単語、これだけでスコアは大きく伸びる
TOEIC 300点台の場合、まず圧倒的に単語力が不足しています。TOEICの場合、全ての英語レベル方が同じ試験を受けるので、試験で出てくる問題は基礎的な問題から難易度の高い問題まで幅広く出題されます。
500点は基礎的な問題をしっかりと解いていけば突破可能なスコアです。基礎的な問題をしっかりと解くために基礎的な単語をがっちりと押さえておくことが大事です。
TOEIC用の英単語帳は目標スコア毎に覚えるべき単語をピックアップしてくれています。単語帳は自分に合いそうなものでいいのですが、それを買ってきて何度も何度も反復して覚えるとスコアは驚くほど伸びます。
TOEICではそもそも英単語は知っているけども、この意味で使われることがあるのは知らなかったみたいな基礎的な英単語もいくつかあり、そういったのをつぶし込んでいくだけでも効果がありました。
TOEICでは英単語はぱっと見たときに意味が分かればOKなので、書いて覚える必要はないです。
協力してくれる学習仲間がいる場合はお互いに英単語を読み上げて日本語の意味を答えていくというゲーム形式で勉強を進めると単調な単語学習もメリハリがつき、かつテンポよくこなしていけるのでとてもよかったです。
たった2週間の研修でしたが、TOEICによく出てくる英単語をしっかりとやり込んだ結果、驚くほどスコアはアップしました。
TOEIC試験のテクニックを身につける(特にリスニングパート)
TOEIC試験では身に付けておくべきテクニックがいくつかあります。
特にリスニングパートではこのテクニックを身に付けることによって問題への対応が格段に楽になりました。そのテクニックというのは問題文の先読みです。
TOEICでは各リスニングの問題パートの前にガイダンスの英語が流れます。この時に目を閉じて集中力を高める、のではなく、問題文の先読みをしておくと何のトピックで話が来るかがイメージが湧くため、リスニングしやすくなります。※写真パートでは写真をみて想像しておく。
リスニング問題で回答が終われば、次の問題の先読み、また回答が終われば、次の問題を先読みということをテンポよく繰り返すとリスニング問題は崩れずに自分の実力で分かる問題をしっかりと得点していくことができます。
細かいテクニックはいろいろとあるのがTOEICテストですが、リスニング問題への取り組み方のテクニックを身に付けるだけでリスニング問題への対応が楽になりました。
リスニングパートのシャドーイング
リスニングパートの取り組み方を身に付けたあとは、リスニング力をしっかりと高めて得点していくことが大事です。リスニング力を高める上で、効果的だったと感じたのはリスニングパートのシャドーイングです。
シャドーイングというのは英語を聞いて、それを自分の口で繰り返すことです。リスニングパートのCDを聞いて、その音を繰り返す。何も見ずにやるのは初心者には難しいのでテキスト(文字)を見ながら繰り返すと、英語を聞く力が養われます。
私の場合はTOEICの公式問題集(過去問)を教材に、リスニングパートのシャドーイングをしました。
シャドーイングは結構楽しかったので、平日の夜や週末も暇があれば取り組んでいました。TOEIC講師の方も単語力を付けることとシャドーイングをすることをかなり強く推していました。
実際にリスニングパートでスコアアップしたので単語力とシャドーイングは効果があったと実感しています。

- 作者:Educational Testing Service/国際ビジネスコミュニケーション協会
- 出版社:国際ビジネスコミュニケーション協会
- 発売日: 2007年02月
まとめ
2週間の英語研修では、文法知識のおさらいや、リスニングのシャドーイング、ディクテーション、スピーキングなども時間を掛けて取り組ませていただきました。これらは英語力を総合的に伸ばすのにとても効果的だったと感じています。
その中でも最も効果的だったと感じたのはボキャビルです。英語力は単語力だと言われるように、語彙力がないと問題文も読めないですし、回答の選択肢も理解できません。TOEIC300点台の場合、まずは徹底的に単語力を磨くことが先決だと思います。
それと同時に試験テクニックの中でリスニング問題への取り組み方のテクニックを身に付けると試験自体も楽になりますし、本来持っている英語の実力を発揮できると思います。
その上で、シャドーイングなど英語力自体を高める学習を進めることで、TOEICスコアは着実にアップしていくと思います。TOEICスコアアップには学習時間が正比例するので、しっかりと時間を割いて英語力を伸ばしていくことがなによりも大事です。
まずはTOEICに必ず出てくる英単語をしっかりと丸暗記してしまいましょう!
それでは。